美容皮膚科女医のひとりごと

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  • 2021.11.08

Vビーム(4)赤ら顔とレーザー適応の症状

赤ら顔とは
顔の一部または広範囲に赤みが目立つ状態で、その原因は
 ①湿疹系
 ②ニキビ、酒さ系
 ③血管系
 ④膠原病
このうち、②③がレーザーの適応になります。
①の人はまず湿疹を治して、症状固定したところでレーザー治療になります。
②の人は、まずニキビや酒さの炎症を内服、外用治療で改善させます。症状固定したところでレーザー治療に進みます。
③の人はすぐにレーザー治療ができます。
④の人は他にも症状があるはずで大きな病院の皮膚科で診断を受けることになると思います。

お悩みの数からいくと②のニキビ、酒さ系の方が圧倒的だと思います。
ニキビの人はまず保険診療できっちり治療してみてください。
それで満足出来たら一番いいですよね。
保険診療でうまくいかない時は保険外診療の出番です。
保険外診療で日本未承認のお薬を使ってみて、炎症を抑えます。
その後レーザー治療に行くとスムーズです。
炎症を繰り返す人はレーザーの回数が多くなってしまいがちです。
炎症が落ち着いてからレーザーに行くと少ない回数で終われるのではないかと思います。

Vビームはニキビの落ち着いた後の赤みにとてもよく効きます。
ニキビが去った後も頬全体、顔全体の赤みが赤ら顔として残る人にも効果的です。

「何回やったら消えるんですか?」必ず聞かれます。
1か月に1回、3回ほど続けると、効果が見えます。
消える、と期待して治療を受けると、消えてもまた出る、消えない、とイライラしてきますので、
過大な期待をしないで、
赤みが薄くなるといいな、というくらいで受けられれば一番いいなと思います。
どうぞご相談ください。

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